私たちは市内に現存する石組倉庫の一つについて
具体的な再利用の機会を得ました。
今後の再利用のモデルになりうるよう取り組んでまいります。

利用者募集

 
位置図

現地は研究学園地区都心より北10キロに位置し
筑波山の南面に広がる山裾の一画にあります。
3方を小山に囲まれ、豊富な里の自然とともに、良
質の稲作(いわゆる筑波米)が今に維持されていま
す。
また、旧街道の沿道にも位置し、所属する神郡集
落は筑波山参拝客の門前町として栄えたなごりが
今に伝わります。筑波山周遊の一画としても想定
され、地域と同時に観光振興が期待されます。

建物の由来

この建物は昭和27年建設されました。当時は戦後復興のさなかで、その一つ食料の安定需給
が政府の重要課題ともなっておりました。主食である「米」や、消費がのびていた「小麦」などを政府の管理
のもとにおく、いわゆる「食料管理制度」下の指定倉庫の一つでした。
昭和も終わる頃には、米は低温所蔵が一般となってきたことから、大型施設が新設されるととなり
この建物は当初の使命が終わりました




 建物の概要
重厚な構えの
建物外観
壁の一部はつた
が絡まり、年月
を感じさせる。
痛みの進んだ
建物北面
※現在は改修
されています。

●建物概要 ・所在 つくば市神郡字上町
・建物番号 111の1
・構造 石造り、セメント瓦及びスレート葺き 平屋建
・面積 249.97平方メートル 
 
●平面
●立面


周辺環境

建物北面
から見る
筑波山の
勇姿

里山より湧く
自然水は今
も清く、人と
自然の織り
なすやさしさ
が心を癒しま
す。
思わず履き物
を脱ぎ沢水に
足を入れようと
した関係者Aさ
ん。

徳川3代将軍
家光の命で
開かれた旧つ
くば道
今も歴史の
路として静
かな風情を
伝える

再利用の行方


この建物を愛するある市民からの要請を励みとし、
その方策について研究会を設け、検討を進めています。


紹介記事 (常陽ウィークリー)