つくば市・古民家手づくり再生プロジェクト・古民家再生団

活動の経過はこちらでご覧いただけます。

          【目 的】
地域の生活史を今に留める古民家。
時間を封じ込めたいにしえの空間に
現代の感性を吹き込み、今に活きる
輝きを表現する。

先の事例から
【建物のルーツ】

対象の建物は、つくば市吉瀬で代々農業を営んだ根本家(現当主、根本好氏)にあって、明治末期よりたばこ商いを始めたさいに建築されたものである。以前は建物向かいにある「三日月神社」がたいそうの信仰を集め、市や祭礼で賑わいたばこ商いも繁栄を見た。
しかし、時代が変わり神社への参拝客も遠のいた頃商いも廃業となり、今に至る。50年前のことである。
以来、一時期の仮住まい利用などはあったものの廃屋となって久しい。

建物は結構な構造、意匠でまとめられ、離れとしての役目もしていたことから、床の間や書院窓なども設けられ、風流なものとなっている。

【建物の概要】
●所在 つくば市吉瀬地内
●構造 木造軸組工法 和瓦一部トタン葺き平屋建、
●面積 49.95m2
●現況 @室内は、家財の物置として利用した経緯があり、それらが飛散している
A建具は「障子」はあるが外部建具は一部ない(もともとそうしたしつらえ)
Bガラス窓の一部が破損している。
C床が蒸け一部は抜ける寸前
Dトイレは汲み取り式
E外回りに竹や篠が自生する。
F外回りに欅の古木が数本そびえる。

西側 東側 北側

【再生プロジェクトの前提条件】
所有者の意向
@建物の劣化防止や環境美化の観点から「活用、利用」を望む。
A同一敷地内でテナントが営業しており、相乗が図られることを望む。
Bまた、その建物2階が空き室となっており、テナント誘致に寄与する利用を望む。
C環境が明るくなることを望む。
Dプロジェクトの趣旨に賛同し、協力する期間、5年間。
E土地建物に課税される固定資産税分の負担を希望する(年間15000円)。
 (その後は実勢賃料)
主催者の意向
@古民家をキーワードとする界隈性の構築
A農村としての地区の魅力のアップ
B既存の古民家再生事例「つくば文化郷」と地域の資源(本建物含む)との導線強化(沿  道の風情の高揚)
C手作り再生のモデル化

【プロジェクト目標】
「文化(地域食含)・芸術(工芸含)・芸能・教育・その他による利用、活性」
 ※利用の主体は営利、非営利を問わない。

【手 順】
@プロジェクト推進決議
A建物内外の清掃、ゴミ撤去
B再生利用内容のブレーンストーミング及び絞り込み
C再生利用目的に向けたワーク、事業性の確保
Dブロジェクトメンバーの中での利用者募集
E希望なしの場合は利用者の公募
E利用者との契約及び方針に関する協定締結
F同様プロジェクトの継続叉は解散に関する決議

【記  録】
●この取り組みは記録し、常陽新聞紙上で発表する。

【活動費】
●主催からプロジェクト運営費として100000円寄託
●改修資材、外注工事費用は別途資金準備、この費用は後に利用者家賃に転嫁。
                              
<問い合わせ・参加申し込み先>
つくば市吉瀬 つくば田園文化 
 FAX029-857-3927
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